急ですが、庭猫のクロちゃんが、今朝、亡くなりました。
実は三日前、
お店の裏口付近でじっとしていることが多くなり、また、前より少し痩せたように見えたのも気になって、動物病院で診てもらうと・・・結果は白血病。
そのうえ、余命数週間という、あまりにも残酷なものでした・・・。
数カ月前、どこからかやってきた野良猫に何度か噛まれたことがあったのですが、それが原因でした。
ショックでした。
「なんで、くろちゃんなん?」
「くろちゃん、まだ二歳なのに」
「こんなことになるなら、保護ねこルームでいて、里親さんを探してあげればよかった・・・」
挫折感、虚無感、喪失感、不安感、怒り、後悔・・・
悲しみといっしょに、いろんな思いが噴き出しました。
白血病ということで他の庭猫たちとは一緒にはできないため、最後の時間を家の一室で看るか、それとも保護猫ルームで看るかなど、いろいろと迷い考えた結果、
「庭で生まれてずっと庭でいたのだから、最後は庭が見えるところにいさせてあげよう」ということになり、この三日間は庭の見えるケージの中で過ごしていたのでした。
享年2歳。短過ぎる生涯、あまりにも早すぎる死。
そして、クロちゃんがいなくなることは、私たちにとっても本当に辛く、惜しまれることです。
2年前に私たちがここに引っ越してきた時には、もうすでにここに住みついていたクロちゃん。
最後までずっと一緒にいるのかと思っていましたから・・・。
小さくて痩せっぽっちだったクロちゃん。
人懐っこくて、自分から近寄ってくる子でした。
人に慣れているので里親さんを見つけてあげようと、一度は保護ねこルームに入れましたが、しんちゃんと脱走・・・。
でもその後も敷地外からは出ていくことはなく、庭で蝶を追いかけたり、草の中を走り回ったり・・・。
そんな姿を見て「こうして自由に暮らすのも、クロちゃんにとっては幸せかも・・・」と、庭猫として暮らすことになりました。
その後は、庭でのんびりと・・・
いつも庭のどこかにいろ存在で、しんちゃんをはじめ、他の猫たちとも仲良く、静かに平和に暮らしていたのに・・・。
呼べば「ニャー」と返事をしながらやってきたり、お客さんが来ると駐車場まで出迎えたり、見送ったり。
私たちにとっても、飼い猫と変わらない、いつも一緒にいてくれる、心を和ましてくれる存在だったのに・・・。
ありがとう・・・
ごめんね・・・
さようなら・・・
クロちゃん。