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今から100年前(2021年からは169年前)の明治39年。
『東京新聞』の前身である『都新聞』の中に掲載されていた「相談の相談」というコーナーに寄せられた当時の日本人138本の生の声が入った本です。
男女問題、職場のトラブル、家族、暮らし・・・もちろん、その時代背景ならではの悩みもありますが、でも時代は変わっても、悩みの本質は変わらないんだなと、
明治という時代と、そこに生きた人たちのことを想像しながら、今の自分をもっと先から見られて、大きな時代の中から自分を見つめられる一冊です。
過去の自分もそうですが、当時は本気で悩んでいたことも、後になれば笑ってしまうほど大したことなかったりもしますよね。それと似た感覚で朗らかな気持ちになれる悩みもありますよ。
そんな悩みに記者さんが真剣にひとつひとつ懸命に答えてくれています。
悩みがある時、読んでくれたらいいなと思って『そらまめの家』の本棚に並べる予定です。