そらまめの家準備記

保護猫ハウスのお金事情

今日は、保護猫ハウスのご主人が「メモ程度だけど・・・」と毎月のお金の収支の用紙を見せてくれました。

支出の項目では、医療費、餌・砂、その他(清掃用品、ネコ用品など)
収入の項目は寄付のみでした。

断トツに多いのはやはり医療費で、月に約2万円から多い時で16万円台の月も!
保護した猫の基本的な検査や、去勢避妊手術、猫風邪の治療、ノミダニの駆除などが主な内容ですが、その月の頭数などで大きな差があり、1頭あたりの治療費が数千円単位で必要なので、それくらいになってしまうそうです。

エサ代、砂代は平均1万円代~5万円台と、こちらも頭数により差がありますが、こちらはハウスを手伝ってくれている友達が毎月、エサを買って寄付してくれたり、ここには書いていない自分のポケットマネーからの持ち出し分もあるので、本当はもう少しかかっているとのことです。

その他の項目では、清掃に使う、ゴミ袋、ティッシュ、ウエットティッシュなどの清掃用品や猫のおもちゃの購入がそれにあたりますが、この他にも、ここには出していない部分で、保護ねこの引き取り、引き渡しの際のガソリン代や、ハウスの電気水道代など、こちらも実際はもっとかかっているとのことでした。

一方、収入のほうは寄付の項目のみ・・・。
保護した猫を持ってきた人が、一頭当たり数万円寄付してくれたという月があり、多い月で10万円台という月もありましたが、少ない月では数千円。平均では三万円くらいのようです。

このハウスではなるべく保護猫を持ち込んだ人には避妊去勢代の半分を出してもらえるようにお願いしているそうですが、それも不確実で「後で持ってきます」と言いいながら、その後全く音沙汰がない人もいるそうです。

それにしても、支出の多さに驚かされました。
商売であればもうとっくに潰れています。

でもなんとか、削れるところは削りながら、助けてもらいながらしてるから・・・。猫たちのしあわせのためだしと、笑顔で言われていました。

お金の収支のバランスって本当に大事です。
『そらまめの家』でも保護ねこ活動も入れたいなと漠然と考えていましたが、収支のバランスと、バランスを保持できる仕組みをしっかり考えねばと勉強になりました。

あと、これだけお世話になった、この保護ねこハウス。
できれば収入の部分を少しでも援助できる、少しでもお役に立てるひとつにしていればと思いました。